礼拝説教
/2026年5月16日、17日 「主の昇天」主日礼拝説教要旨
「天を見上げて生きる」
使徒1:1-11、エフェソ1:15-23、ルカ24:44-
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本日は、「主の昇天」を記念する主日です。これまで私たちは40日以
上にわたってイースターを祝ってきましたが、そのイエス様は、ご復活
の後、四十日にわたって地上で弟子たちに姿を現されたあとで、弟子た
ちが見ている前で天へと昇って行かれた。そのできごとを記念する主日
です。
イエス様は、弟子たちを残して天へと帰って行かれます。しかしイエ
ス様はそれと同時に、弟子たちのために、「聖書を悟るために、弟子た
ちの心の目を開いて」行かれます。「聖書を悟る」とは、聖書に記され
ている神の恵みに対して、心の目が開かれる、ということです。そして
やはりそれこそ、これからの弟子たちにとって、何より必要なものだっ
たのではないかと思います。
二番目に読まれたエフェソ書の中ではこう祈られています。「わたし
たちに絶大な働きをなさる神の力が、どれほど大きなものであるか、(
神が私たちに)悟らせてくださるように」。私たちは、ここまでイース
ターを祝い、イエス様が十字架の死からよみがえられたことを繰り返し
思い起こしてきました。
聖書のイエス様のできごとから、私たちは知ることが出来ます。神さ
まが私たちにどれほど大きなことをしてくださったか。聖書に対して目
が開かれるということは、聖書に記されている偉大な業をなさった方が
、いまもなお、生きて働いておられるということを信じること、しかも
私たちが直面しているこの世界においても、その上からの恵みは確かに
訪れてくださることを信じることです。
イエス様を天に見送った弟子たちは、これから今度は地上に目を向け
て、イエス様から自立し今度は自分たちの足で福音宣教へと歩み出すこ
とになります。それは決してすべてがうまくいく理想郷ではありません
し、弟子たち自身も限界や弱さを抱えています。しかし、たとえわたし
たちに限界があったとしても、イエス様は生きておられ、この地上を祝
福し続けてくださっている。限界を持って生きるわたしたちに、しかし
上から限界を超えて働きかけてくださる方がおられる。その方に希望を
持ち、信頼して、私たちも新しい季節へと旅立つ準備をしてまいりまし
ょう。