2026年1月3日「新しい道を行く」西川晶子牧師

礼拝説教

/2026年1月3日、4日 「主の顕現」主日礼拝説教要旨

「新しい道を行く」

イザヤ60:1‐6、エフェソ3:1-12、マタイ2:1-12

新しい年の始まり、クリスマスシーズンの終わり、そして顕現節というあたらしい季節の始まりに、教会では東の国の占星術の学者(博士)たちがイエス様の誕生を拝みに来た、このできごとを祝います。

この博士の訪れの物語自体は、とてもよく知られた物語です。しかし私はいつも、この箇所を読むたびに、博士たちの礼拝よりもヘロデの反応の方が気になります。救い主誕生の知らせを聞いたヘロデは、救い主の誕生を喜ばなかった。自分の立場が脅かされるのではないかと不安になったのです。

おそらくヘロデの持つ不安は、自分が立派な血筋ではない、自分は何も誇りにできるものを持っていない、というコンプレックスから来たものではなかったか、と思われます。自分の中に不安やコンプレックスを抱え込んだままでいると、周囲に対する不信や疑いが大きくなっていきます。そのようなヘロデは確かにわたしたちの中にもいる、とも思います。この世で争いがあるところ、疑いや不安があるところにはやはりそこにヘロデがいるのかもしれません。

アンゼルム・グリューンという人は、私たちがそのような不安や恐れから解放されるには、「自分の中のヘロデを認め」「ヘロデと和解する」ことだと言います。

自分の弱さや小ささを認めることは、時につらいことです。しかし、そこに語られるみことばがある。「ユダの地、ベツレヘムよ、お前はユダの指導者たちの中で、決していちばん小さいものではない。」(マタイ2:6)、あなたは取るに足りないものだと思い、思われているかもしれない。しかし、そのあなたのためにこそ、救い主はお生まれになった。人はあなたをちっぽけな存在だというかもしれないが、神様から見たらそうではないのだと。

私たちの中にもヘロデが居ます。しかしクリスマスにわたしたちはイエス様をもわたしたちの中にお迎えしました。私たちはその方と、礼拝において出会います。ヘロデから来た私たちが、そのイエス様と出会い、新しい自分となり、「別の道を通って」帰って行く。これが私たちの礼拝です。この世に現れた神の恵みに支えられ、わたしたちも新しい一年を歩みとおしてまいりましょう。

礼拝ライブ動画

日時 2026年1月3日

説教 「新しい道を行く」

西川晶子牧師