2026年4月25日「いのちへの導き」西川晶子牧師

礼拝説教

/2026年4月25日、26日 復活節第四主日礼拝説教要旨

「いのちへの導き」

使徒2:42-47、Ⅰペトロ2:19-25、ヨハネ10:1-
10
この復活節の第四主日は、伝統的に「良い牧者の主日」と呼ばれてき
た主日です。「良い羊飼い」、これは旧約の時代からの神さまのイメー
ジです。神様は羊を導く羊飼いのように私たちを導き、養ってくださる
方である。そして神の子イエス様もまた私たちを導いてくださる方なの
だとヨハネ福音書は語ります。
イエス様は御自分を羊飼いに、そして御自分に従う人々を羊に例えて
、「わたしの羊はわたしの声を聞き分ける」と言います。実際に、聖書
の舞台であるパレスチナ地方において、羊飼いに飼われている羊たちは
、自分の羊飼いの声を聞き分けることができるのだそうです。パレスチ
ナの羊は、羊飼いに導かれて荒れ野や崖を旅します。そのような中を行
く、私たちが羊飼いの声を聞き分けるとは、イエスの声を聴きながらこ
の世界の中を歩むということだと思います。
いま、私たちの世界には争いや恐れがあり、自分と異なる人々、自分
と生き方が異なる人々と受け入れ合うことが難しくなっている。その時
代の中で、しかし私たちは流されることなく、イエス様の声を聞いて歩
むのだ、ということです。
世の中が厳しくなっていく中、流されずに人を愛したり、大切にする
ことは決して簡単ではない。イエス様の声を聞くということは、流され
てしまう弱い自分の姿を見せつけられることでもあると思います。
しかしその中でわたしたちは、その私たちに対して、イエス様が何を
してくださったかを思い起こしたいのです。聖書は、イエス様は神様が
わたしたちが本当の愛のもとに戻るように送って下さった救い主であっ
たと言います。その方は十字架の上でわたしたちのためにまずいのちを
投げ出し、いのちがけで私たちを神のもとへと導きだしてくださった。
その方によって私たちはどこまでも大切に導かれている。パレスチナの
羊飼いが、狼や強盗の危険から羊たちをどこまでも守るように、イエス
様は私達を命がけで愛してくださった。
だからこそ私たちも、この世界の中でイエス様の声を聞きながら歩む
者でありたいと思います。弱く迷いやすい私たちですが、私たちが生き
る道、出会う人との間で、いのちを生かす道を選んでいくことができれ
ばと思います。