礼拝説教

礼拝説教

2026年2月14日 主の変容主日

「これに聞け」西川晶子牧師

聖書日課

出エジプト記 24:12-18

ペトロの手紙Ⅱ 1:16-21

マタイによる福音書 17:1-9

讃美歌

307,174,260,171

/2026年2月14日、15日 「主の変容」主日礼拝説教要旨

「これに聞け」

出エジプト24:12-18、Ⅱペトロ1:16-21、マタイ

17:1-9
顕現節の終わり、四旬節へと向かう教会暦の節目である、「主の変容
」の主日を迎えました。イエス様の姿が、高い山の上、弟子のペトロ・
ヨハネ・ヤコブが見守る前で、光り輝く栄光の姿に変わられた、そのこ
とを記念する主日です。
マタイはこれを「顔は太陽のように輝き、服は光のように白くなった
」と記します。人ならぬ輝きがこのときイエスに現れている、というこ
とです。ここで現れたモーセとエリヤという二人の人物も、旧約聖書を
代表する人物であり、すなわち天国に属する存在です。弟子たちはこの
時、天の輝きを見たのです。
ペトロはここで、「あなたがお望みでしたら、ここに仮小屋を三つ建
てます」と提案します。ペトロは、この素晴らしい出来事を記念し、こ
のイエス様の輝く姿をここにとどめるために、ここに教会を建てようと
申し出ているのです。
しかし、その申し出を拒むかのように、神さまから送られた輝く雲が
、その光景を隠してしまいます。イエス様が輝く姿のままそこにとどめ
られることは、神さまのお望みではなかった、ということです。そして
「これはわたしの愛する子、わたしの心に適う者。これに聞け」。天か
ら聞こえたこの言葉の後にそこに残されたのは、「ただイエスだけ」で
した。しかしそこにこそ、本当の輝きがあり、私たちが聞くべきものが
あるのです。
 神様が望まれたのは、イエス様を輝く姿のままそこにとどめること
ではなく、イエス様が再び山を降り、地上での歩み、しかも十字架へと
向かう歩みを進められることでした。そのイエス様は、恐れる弟子たち
に近づき「起きなさい、恐れることはない」と声をかけてくださいます
。その方の中にこそ、本当の神さまの輝きが現れている。「聞く」とい
うのは「聞き従うこと」そのイエス様の御声、イエス様に現れた神さま
の御心に耳を傾けながら、ついていくことです。山を下りて再び歩みだ
されるイエス様と共に、私たちも歩み出します。私たちがこの教会とい
う山を下りて帰って行く現実を、イエスという方が、共に歩んでくださ
るのです。これから始まる四旬節をイエス様と共に歩みながら、イエス
様によって示された神さまの愛の中を、わたしたちも生きる者でありた
いと思います。